BONNE FETE PAPA 父の日

昨日は父の日でしたね。
実家の父に手土産を持ってお祝いに行きましたが、父にとっては手土産よりも孫との触れ合いがなによりのプレゼントになったようです。
フランスの義父は、義母の実家に里帰り中で連絡もとれないので、後日お祝いかな~

今年はEmmaのおかげで父になれたダビデくんにも盛大にお祝いしました。
愚痴っていいですか~?
5月の母の日忘れられたんですよ(怒)!!!
日本の母の日はスルーされたから、フランスの母の日でお祝いしてくれるのかなと期待してたんですけど、な~んにもなく終了しました。
日仏ママ友にLINEでグチったら「うちも」「うちも!」と連絡が来ました(笑)
1年目は頑張ってやるけど、2年目になると気が緩むのかな?
ダビデくん悪びれる様子もなく「母の日は子どもが祝うものでしょ。」とかぬかすので当てつけのように父の日をお祝いしてやりました。
そんなちょっと黒い我が家の父の日

昼間は美容院でヘアカットに行ってもらいひとり時間を楽しんでもらいました。
Emmaからのプレゼントもちゃんと用意しましたよ。a17-06-18-23-06-39-885_deco

ダビデくんが好きなHARIBOグミの詰め合わせ
いつもは「健康に悪い」という理由で、食べるのにあまりいい顔してないんですが、仕事も家事も育児も頑張ってくれているのでたまにはいいでしょう。
Emmaはちゃんとパパに渡してくれたけど、その後は中身とバッグに興味津々で中身をチェックしたり、バッグを持ち歩いたりしてました(笑)
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夜は夫の好きなベトナム料理を作りました。
ここ最近は、キッチンにいると「ママ!ママ! ここ!(に来て)」コールが入ってしまうので好きな料理もなかなか集中してできません。
なので、いかに時短で料理できるか?みたいなものばっかり作ってたのですが、久々にEmmaをだましだまし、がっつり料理しました。
ベトナム人から教えてもらった本場のレシピです。
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・サラダとえびせん
・蒸し春巻き
・バナナのもちもちケーキ ココナッツソース添え

後半は特にママコールが激しかったので、盛り付けも写真も適当なのはご容赦ください。
自分でいうのもなんですが、かなり美味しくできて満足。
夫もたくさん食べてくれてよかったです。

私が子供のころは幼稚園で母の日の工作を作って持って帰ったりしたので、母の日、父の日、何か工作を持って帰ってくるかなと思ったのですが、何もなかったです。
ママ友リサーチによると他の保育園でも作ってきてたりしないようなので、さまざまな事情の家庭に配慮してるのかな?と思いました。
特に保育園は幼稚園よりばらつきが激しそうなので。

一方、家庭環境の複雑さでは日本の一歩も二歩も先を行くフランスの方は全然気にせずécole maternelle(日本の幼稚園みたいなもの)で父の日・母の日の工作を作ってるそうです。
フランスは、今のが3番目のお父さんとか、2番目のお母さんみたいな家庭が結構あるのに。
日本人は色々気を遣いすぎなのかしら?
「やっぱり、父の日の工作なんかは生物学的な父親(biological father)にあげるんでしょ?」と聞いたら、そうでもないらしい。
嗚呼、フランス人ってよくわかりません。

ともあれ、父の日は家族みんなで楽しく過ごせて何よりでした。
来年の母の日を楽しみに待ちたいと思います(←やっぱり黒い)


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シャンゼリゼのテロとフランス大統領選挙

今日は朝から衝撃のニュースでした。
パリのシャンゼリゼ通りで銃撃テロ。またイスラム国の犯行らしいです。
シャルリーエブドからはじまり、バタクラン、ニース、でシャンゼリゼ。
せっかく観光客が戻りかけているのに、今回も観光業には打撃が大きいでしょうね。

時期的にも偶然とは思えません。
あさって、23日がフランス大統領選挙の1回目投票です。
何か狙ったタイミングに見えます。
我が家にもフランスから候補者のチラシと投票用紙が送られてきました。
TVで騒がれているのは数名ですが、泡沫候補が結構いるんですね。

日本のテレビでも見かける有名候補のチラシを並べてみました。
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左から ”フランスのトランプ”ことマリーヌ・ル・ペン、
具体的な政策が全く見えない エマニュエル・マクロン、
ペネロープ・ゲートで背水の陣から立ち直るか?フランソワ・フィヨンです。
顔面なら断然、マクロンなんですが、政策案はあるんだかないんだか、「そんな政策ならオランド続投でええやん」と言いたくなるような感じです。
こうやってチラシを並べてみると、日本の選挙ポスターと比べて、やっぱ見栄えしますね。
日本の選挙ポスターはダサすぎる。

選挙権を持たない私があーだこーだ言ってもしょうがないのですが、夫と「大人の会話」をするには私も自分なりの意見をもたないといけないので、今更ながらこんな本を読んでみました。

服従 (河出文庫 ウ 6-3)

ミシェル・ウェルベックの「服従」
2022年フランスにイスラーム政権が誕生したらという近未来小説です。
なんという偶然か、この本の発売日はシャルリーエブド事件の日だったりします。
そのせいもあって、ヨーロッパではベストセラーになりました。

まだ半分くらいしか読んでいないのですが、思っていたより面白いです。
所どころに、クスッと笑ってしまうような箇所もあるのですが、全体としては恐くなるような内容です。
それは私が女だから感じることなのかもしれません。
まだ、選挙の1回目投票くらいまでしか読み終わってないですが、DGSI(フランスのCIAのような機関)の人の事前分析を読んだときに寒気がしました。
彼らにとって不可欠な課題は人口と教育です。子どもを制する者が未来を制する。
男女共学はありえず、女性に開かれているのは限られた教科のみ、ほとんどの女性が初等教育後は家政学校に進み、できるだけ早く結婚することが望まれる。

なんと恐ろしい…
女性から学問や仕事に就く機会を奪うのは出生率増加のため
昼は黒いブルカに身を包み夜にはセクシーな下着姿を披露するイスラームの女性に対して、西欧女性は日中はセクシーかつ上品に装うが夜にはくたくたに疲れてダラダラとリラックスできる服装になる
どちらが男性の劣情をあおるかは一目瞭然ですね。

過去一世紀にわたって女性が努力して努力して勝ち取ってきた「女性の権利」がたった1回の選挙ですべてなし崩しに…

考えたことは色々とあるのですが、それは今後改めてレビューとして書こうと思います。

この本の本当の恐ろしさは「いや~、そんなこと起こるわけないよ」と言い切れないところなのではないでしょうか?
ひたひたと忍び寄ってくるような恐怖を感じます。
「服従」もシャンゼリゼ通りの銃撃事件も、選挙の行方になんらかの影響を与えるのでしょうか?
まずは、1回目の投票結果を見守りたいと思います。

ダビデくんがパランになりました Part2 食事会編

洗礼式の後は、自宅で食事会というのが普通なんですが東京の場合はビストロで。
日曜のランチで大人数の予約はなかなか取れなくて、麻布十番までタクシー移動しました。
フランスからおばあちゃまもいらしてたので総勢17人のにぎやかなランチになりました。
おしゃべりと子どものお世話でお料理の写真はありません。
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マレンヌのお嬢さんはまだ8ヶ月、世話好きになったEmmaは小さい子が気になって仕方ないようです。

食事会でもマレンヌが大活躍。
記念のプレゼントをその場でおしゃれに用意してくれていました。
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洗礼式に列席したメンバーがピンクのインクで拇印を押してサイン
それが風船に見えるように素敵にデコレーションしてくれました。
こういうアイディアがすごいなと思います。

パランである夫はプレゼントにさんざん悩んだ末にオーダーした商品が洗礼式の日までに届かなかったという切ない結果になってしまいました。
フランスからの荷物なんだから時間かかるのに…(さっさとオーダーしておきなさいよ!←本音)

ちなみに私も小さなプレゼントを用意。
私が子供のころに大好きだった絵本です。

かみさまからのおくりもの


かみさまからのおくりもの [ 樋口通子 ]

カトリックの幼稚園で誕生日会のプレゼントでもらった本ですが、そんなに宗教くさくないですよ。
それぞれの子どもにはみんな違ったいいところがあるという内容です。
同じ本をEmmaにも買い与えましたが、Emmaも気に入ってくれたようです。
読み終わったそばから、「もう1回読んで!」とせがんできます。
Aちゃんも気に入ってくれるといいな。
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最後はイクメン3人並んで記念写真。
男性陣がつけているブートニアもマレンヌ作です。

お天気にも恵まれて、アットホームないい洗礼式でした♪

ダビデくんがパランになりました~フランス式の洗礼式~

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この度、夫のダビデくんがパラン(parrain godfather)の大役をつとめさせていただきました~
って、言われても普通の方はわからないですよね。

Baptême=「バテム」と読む洗礼のセレモニーは、キリスト教の信者になる際に行われます。フランスの、特にカトリック教徒の家庭では、赤ちゃんが小さいうちに行われることが多いようです。結婚準備講座で知り合った日仏カップルのお嬢さんAちゃんが、イースターに洗礼(Baptême)を受けることになりまして、その代父(パラン、ゴットファザー)を頼まれたというわけです。
『ゴッド・ファーザー』は日本でも有名ですが、ゴッド・ファーザーとはキリスト教の洗礼式に立会って神に対する契約の証人となる男の人のことです。
ちなみに女性はゴッド・マザー(マレンヌ・代母)といいます。

代父母に選ばれることはかなり名誉なことで、キリスト教の家庭では、子どもが生まれるとパラン・マレンヌと呼ぶいわゆる「後見人」を身近な人の中から選びます。『両親に何かあった際、このパラン・マレンヌに後を頼む…』という、子どもの両親から非常に信頼されている証なのです。

実際は両親に何かあればどちらかの祖父母が子どもの面倒をみるのでしょうが、両親の代わりに相談にのったりと子どもの人生に大きくかかわる役割を担います。

ちなみにEmmaのマレンヌはAちゃんママで、Aちゃんのマレンヌは結婚準備講座仲間のCちゃん、パランはわが夫ダビデくんと、3家族の小さなグループで役割を廻している感はあります(笑)
同じ時期に結婚して、子どもを授かり、宗教的な価値観も似ているので家族ぐるみでお付き合いしやすいんですよね。
男性の中で洗礼を受けているのはうちの夫だけなので、他の家族にパランを頼めないのが残念なところです。

今回すごいなと思ったのはマレンヌのCちゃんのセンス
フランスでもすでにマレンヌの経験があるCちゃんがメダイユの手配からAちゃんへの記念プレゼント、教会の飾りつけまでプロデュースしてくれました。雑誌に出てくるような素敵な洗礼式。
やっぱフランス人はセンスいいわ。
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洗礼式の準備はミサの1時間くらい前からスタート
Aちゃんの親族やパラン・マレンヌが座る前から3列目くらいまでこんな感じで飾りつけ。前日にCちゃんがお花を仕入れて作ったそうです。
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洗礼を受けるAちゃんは白いドレス着用。
代々受け継がれている洗礼式用のドレスらしいですよ~。
どこかの王室みたい。
洗礼式の前は色付きの服でもいいのですが、洗礼が終わったら『清く生まれ変わった』という意味で白いドレスに着替えさせます。
Emmaは1ヶ月くらいで洗礼を受けたので、洗礼後にその場で白いドレスを着せました。
けど、Aちゃんはもう1歳で1分たりともじっとしていられない!着替えさせるのもひと苦労なので、洗礼前はドレスに色付きカーディガン、洗礼後に白いカーディガンに着替えさせることになりました。

洗礼式はミサの最中に行われます。この日はAちゃんの両親、パラン・マレンヌがミサの進行に大きく関わります。
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第1朗読:マレンヌ
第2朗読:Aちゃんママ(日本人だけど、フラ語堪能)
共同祈願も、Aちゃんの両親とダビデくん、マレンヌの4人で行いました。
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私は記録担当として、写真を撮っていたのですが、ちょっと目を離すとEmmaが脱走をはかるので、汗だくでした。泣かせず、じっとしていてもらうために、今回ばかりは食べ物で釣りまくり。
ひたすら赤ちゃん用クッキーを与え続け、途中で隠して自分で鞄の中を探させたり時間稼ぎもしましたが、結局1箱食べられてしまいました。
お菓子だったらいくらでも食べられるのね…

聖変化の前には洗礼式。
洗礼式が始まると教会内にいる子どもたちがわ~っと集まってきます。
子どもたちに囲まれて行われる洗礼式はなんか雰囲気がいいです。
天使に囲まれているような感じ。
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頭に聖水をかけ、額に聖油を付けて、神父様から灯した生命の象徴であるロウソクが手渡されます。
Emmaのときは教会を出るまでこの火を消さないようにと言われたのですが、今回は言われなかったのか、式が終わったらあっさり消されてました。
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Aちゃんの両親とパラン・マレンヌが署名して、Aちゃんは晴れてクリスチャンとなりました。

Aちゃん、ご受洗おめでとう!!

色々書いてたら長くなってしまったので、続きの食事会編はまた次回!


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最近読んだフランス関連本レビュー

最近、連続してフランスに関連する本を読みましたので、簡単にレビューをのせておきます。
興味がある教育分野の本に偏りがあることをご承知おきください。
オススメ順でご紹介していきます。

「フランスはどう少子化を克服したか」

フランスはどう少子化を克服したか (新潮新書)

図書館で借りたのですが、大変よくできた本で読み返したいと思い後日購入しました。
日本もそうですが、先進国では出生率の低下が大きな問題となっています。
同じ問題を抱えていたフランスがどのようにその問題を克服していったかが、データも交えて書かれていて非常に読みやすいです。
フランスは素晴らしいだけの国ではないですが、現状を正しく認識して、その課題に対する対処法をきちんと行った点では非常に評価できると思います。
フランス政府は「母親の育児能力の限界」をまず受けとめています。お母さんも1人の人間である。
人間としての能力の限界があって、スーパーウーマンではない。ここが日本と違うところ。
日本って結局のところ「母は偉大」「お母ちゃんすごい」にという結論に行きがち。これが日本の母親を苦しめているのだと思うのです。
「こんなこともまともにできない私は母親失格(悪い母親)なのではないか…」今まで、1度でもこんなことが頭をよぎらなかったお母さんいますか?
「子育ては1人の人間が負うには大きすぎる負荷である、したがってキャパを超えた分野はパートナー、周囲の人々、行政機関がサポートする。」というように制度を整えていったのがフランスのすごいところ。
著者の高崎順子さんの対談記事→ にも書かれていますが、『日本だったら多分それは「認めてはいけないこと」とされるかもしれませんが、フランスは潔かった。「このままでは、女性たちは育児と仕事を両立できない」という現状を認めたんです。できないものはできないんだ、と。』日本に足りないのはこの潔さなのではないでしょうか。
いまだに「認めてはいけないこと」に縛られて、本当に必要なことが見えていない。そう感じます。
都合が悪いことでも、現状を認めること。ここから、日本の少子化対策はスタートするのではないでしょうか。
子育て施策をするすべての方の必読書にしたい本でした。

哲学する子どもたち: バカロレアの国フランスの教育事情

哲学する子どもたち: バカロレアの国フランスの教育事情

子どもがまだ1歳になるかならないかで日仏ママ友との話題に上るのが「日本の学校に行かせるか、フランス人学校に行かせるか」
日本の学校についてはよく知っているので、フランスの学校はどんな感じなのだろうと思って読みました。
最初にご紹介した「フランスはどう少子化を克服したか」が出産から保育園、幼稚園くらいまでについての本。
こちらは、日本でいう中高生レベルの教育についての本です。
皆さんはフランスのバカロレア(高校卒業試験)の問題を見たことがありますか?
哲学では「労働の減少はよき生を意味するか。(Travailler moins, est-ce vivre mieux ?)」とかそういう問題に論文で回答しなければいけません。
齢30を超えている自分でもまともに答えられないのではないかというような質問がズラリ。
高校時代小論文は得意だったのですが、私の小論文はフランスでは中学生レベルにも及んでいないという事実に愕然としました。
フランスでは中学生から「抽象的にものを考えて他人に示すにはどのようにやるのか」を学ぶのですから、フランス人と議論して言い負かされても仕方のないことのような気がします。
バカロレアでの哲学の点数は大人になっても語り草になるらしく(特に政治家は)、歴代大統領のバカロレア哲学エピソードはなかなか面白かったです
同じ会場の美人女学生に自分の下書きを丸めて投げてしまったため自分用の問題を熟考する時間が足りなくて残念な点数になってしまった某大統領なんて、フランス人らしいなぁと思います(笑)
筆者自身が現役中高生の母親なのですべてのエピソードが非常にリアル。
一昨年起きたシャルリー・エブド事件がきっかけで、各学校でこの事件を考察する時間が持たれたようなのですが、結局のところ「表現の自由は大切」という意見しか言えない(書けない)無言の圧力を子どもたちは感じていたようです。
日仏の教育比較としてなかなか面白い本でした。日仏ハーフママは一読の価値があるかなと思います。
ちなみに、東京にあるフランス人学校はフランス国籍がなくても入学可能ですので、フランスの教育法に魅力を感じたご両親は検討されてみてはいかがでしょうか?

フランス暮らしは、もう、めっちゃくちゃ!―福祉国家の日常

フランス暮らしは、もう、めっちゃくちゃ!―福祉国家の日常

図書館で借りた本です、日本からフランスに家族で移住した一家がフランスという国に振り回された体験記という感じでしょうか。
この本の面白いところは、中流(から、どちらかというと下流)の庶民の生活において、福祉国家がどのような介入をしてくるかということが事細かに書かれている点です。
だいたい、フランス関連で本を出版している人って中流以上の生活をしている人が多いので、いわゆる「フランス本」には出てこないようなエピソードがたくさん書かれていて、新しい発見が多かったです。
上に挙げた本はどちらかというと「お勉強」感が強いですが、こちらは国際結婚移住組のグチブログを読んでいるような感じ。
頭を使わずに読めます。
本の中で土地と家を買おうとするエピソードが出てくるのですが、フランスらしい理由で買えず仕舞い。
子どもの学校の転校手続き等もぜ~~~んぶ済ませたあとで、土地家屋の購入がご破算。担当者は悪びれる様子もなくそういうものだから。っていうのが非常にフランスらしい。
その後、彼らが安住の地を見つけられたのか気になっています。
彼女、ブログやってないかな?顛末が気になるので2も出してほしいです。

パリの朝食はいつもカフェオレとバゲット ―フランス人はなぜ仕事と子育ての両立が上手なのか?

パリの朝食はいつもカフェオレとバゲット ―フランス人はなぜ仕事と子育ての両立が上手なのか?

こちらも図書館で借りた本ですが、私は全然面白くなかったです。
筆者は元新聞記者なのに、本の内容は駐在主婦のブログ。
元新聞記者らしく、独特の切り口での分析などが欲しかった。
・マルシェで親切にしてもらえました~
・ママ友とランチにご招待しあいます。
・前駐日フランス大使の奥様にフランス語を習いました。とっても親切な方なのよ。
「あ、そうですか」という以外言葉が見つからない…
フランスに行ったことがある、フランスと何らかの接点がある人なら知っている、当たり前のことばかり。
本にする価値はないと思いました。こういうことはブログに書いておいてください。

本当は恐ろしいフランスの童謡

Emmaが生まれてからフランスの童謡を一緒に聞くようになりました。
フランスの両親がCD付の本を送ってくれたり、私たちも里帰りしたときにFNACで何枚か見繕ってきました。
聞き流していたときに「おやっ?」と思ってちょっと歌詞をチェック
「これを子どもに聞かせていいの?」と思うような歌が歌があったのでちょっと紹介させてください。

まず1曲目はこちら”IL ÉTAIT UN PETIT NAVIRE”

ノリが良くつい口ずさんでしまうメロディ。
歌詞は、ある船が処女航海に出航するところから始まります。
5.6週間たったころ船の食べ物が底をつきました。
で、誰を食べるかくじ引きします。

えぇ?! 食べ物がなくなったからって、いきなり「仲間を食べちゃおう」って発想になる?いきなりのカニバリズムにビックリ!

くじは一番若い船員に当たり、他の船員は「どんなソースで食べようかな♪フライにしようかな♪」と相談し始めます。

おそろしすぎる~。遭難して死んだ仲間の肉を食べて生きながらえたという話は聞いたことあるけど、
ソースや調理方まで考えちゃうのはもはやハンニバル・レクターやん…

一方かわいそうな若い船員は、マリア様にお祈りし始めます。
すると、奇跡が起こり魚が船に飛び込んできて、みんなはフライにして食べたので、この若者は命が助かったそうな。

マリア様が奇跡を起こしてめでたしめでたし。
って、自分を食べようとしていた同僚たちと今後彼はうまくやっていけるのだろうか。また隙あらば自分を食べようとするんじゃないかと、夜もおちおち眠れないよ。

お次は”À LA CLAIRE FONTAINE”(清らかな泉のほとりで)

こちらはカニバリズムじゃないですよ。
清らかな泉のほとりで、水浴びをしていたら、失恋した恋人を思い出したらしい。
バラの花束をあげなかったのが別れの原因。
またあの人が私を愛してくれたらいいのに
みたいな内容です。だいぶ端折りましたけど。

繰り返し出てくるのが
Il y a longtemps que je t’aime (長い間あなたを愛している)
Jamais je ne t’oublierai (あなたを決して忘れない)
というフレーズ

フランスは童謡まで「アムールの国」だなぁと思います。
まだ物心つく前から、愛だの恋だの聞いてるんだから、臆面もなくJe t’aimeって言えますよ。
この歌は主人公が女性だったり、男性だったり本やCDによって主人公の性が変わります。
主人公は女性かどうか私と夫の間で意見が割れました。
私は主人公は男性派、記念日か何かにバラの花をあげるのを忘れて彼女にキレられてふられたんだろうと容易に想像がつくじゃないですか!
夫は主人公は女性派で、反論するためにネットで色々と調査。その結果面白いことが分かりました。
どうやらバラの花束は処女性の隠喩らしいのです。
要するに「彼に初めてを捧げるのを拒んだら捨てられた」という解釈ができると。
確かに、この説をとると主人公は女性という説が真実味を帯びてきます。
ってか、ちょっと拒んだくらいで去っていくような男なんてこちらから捨ててしまえ、思い出して感傷に浸る価値もないわ!!!とか思ってしまいました。

フランスは国歌も血なまぐさいけど、子どもの歌もなかなかトンでる内容のものがありますよ。
色々調べてみると結構面白いと思います。

日本の童謡はぞうさんのお鼻が長いとか、海は広いとかのどかですね。
童謡にもお国柄が表れるのかもしれません。


Chansons de France (Albums Gautier-Languereau)

プロヴァンスのガトー・デ・ロワ

フランスでは1/6の公現祭の日にガレット・デ・ロワを食べます。
というか、クリスマスが終わると一気にガレット・デ・ロワに移行しますね。
年末年始の家族の集まりが多いので、夫の実家では2週間で5台くらい消費しています。
最近は日本でもガレット・デ・ロワが浸透しつつありますね。
パン屋さんなどでよく見かけます。
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日本で浸透しているのはこんなパイ生地タイプですね。

そんなガレット・デ・ロワ、プロヴァンス地方では、ガトー・デ・ロワ (gâteau des rois)またはブリオッシュ・デ・ロワと名前も見た目も変わります。
ロワール川より、北か南かがパイ生地かブリオッシュかが分かれるポイントらしいです。
日本のお雑煮みたいなものかしら。地方によって味噌だったり、丸餅だったり違いがありますよね。
南仏出身のダビデくんにとってはプリオッシュのガトー・デ・ロワこそが公現祭のお菓子。
ブリオッシュタイプを恋しがっているので、一念発起
ダビデくんのためにブリオッシュのガトー・デ・ロワを作りました!
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ブリオッシュタイプのは、菓子パンみたいで私には(甘さが)物足りないのですが、夫は「コレ!コレ!!」と喜んでくれました。

ケーキをEmmaに食べさせるのはまだ抵抗があるけれど、ブリオッシュならEmmaも食べられます。
作り方のパイ生地をこねるよりはるかに楽なので今後はガレット・デ・ロワは買って、ブリオッシュは自宅で作るようにしようかなと思っています。

そういえば、エリゼ宮のガレット・デ・ロワにはフェーヴが入っていないそうですよ。
フェーヴを引き当てた当てた人は一日限りの国王や王妃になることができるのですが、フランスは共和国。
国民から選ばれた大統領を元首としているため、大統領が「国王」や「王妃」を任命することができないからフェーヴは「なし」なのだそう。
フランスが共和政をいかに大切に考えているかよくわかるエピソードだと思います。